TECH::EXPERTに通った文系大学生の就活を振り返ってみた
こんにちは。かほです。
就活を終えたので、これまでの就活について振り返ってみようと思います。
エンジニアを目指されている方の参考になれば幸いです。
事前情報
大学4年の2月〜4月にプログラミングスクールTECH::EXPERT短期コースに通い、5月~7月の3ヶ月間就職活動をしておりました。
応募した企業数
23社
就活初期(主に5月)
応募数:7社
全てTECH::EXPERT経由で応募。 しかし書類選考で2社、1次面接で4社、2次選考(グループワーク選考)で1社落ちました。
敗因⓵:会社選びの軸が微妙。
会社選びの軸は、どの面接でも絶対に聞かれました。
この頃の会社選びの軸は全然定まってなくて、成長ができる会社、モダンな開発ができる会社、雰囲気が良くてコミュニケーションが取りやすい会社とかでした。しかしあまり受けが良くなく、モダンな開発ができる会社というと、モダンじゃないと興味ないんじゃないか、サービスに興味持てよと言う印象を受け、雰囲気が良い会社というと、雰囲気は一番大事じゃないんだけどねと若干鼻で笑われました。本当は理念やサービス内容に一番関心を持った姿勢を示すべきだったんですけど、どんなサービスを作りたいのかが分からず言えませんでした。
敗因⓶:自分をアピールできなかった。
例えば、逆質問で。
逆質問では自分が知りたいことを聞けば良いとネットに書いていて自分もそれが良いと思ったから、自分が知りたかったその会社での働き方や人のことばかり聞いてしまって、会社に興味ないのかな、サービス内容に興味ないのかなと相手に思わせてしまったりしました。会社やサービスに興味はもちろんあったんだけど、働き方や人の方が知りたかったんでそればかり聞いてしまいました。
あるいは、雑談みたいな面接やあんまり深掘ってくれない面接で。
ガクチカや強み・弱みなど面接でよく聞かれそうなことは聞かれず、TECH::EXPERTの説明をしたり、面接官の方から説明をしたりして頂くことが多い面接があって、あれ、これ自分のこと相手に伝わってないのでは。。と思う面接がありました。
また、あんま深掘ってくれなくてこれアピールになってるのかなと思うこともありました。そう言う時は、簡潔に話した方が良いのか、自ら詳しく話した方が良いのか迷いました。
いずれの面接結果も撃沈。
自分をアピールすることが大層苦手で、相手から話を引き出してもらえないとうまくアピールできない人間だと気づく。
敗因⓷:人気高い企業ばかり受けていた。
自社開発企業4社、自社開発企業+受託開発企業1社、受託開発企業1社を受けていました。どこも人気だった。
敗因⓸:ライバルが同じTECH::EXPERT生。
TECH::EXPERT経由で全て応募したため、ライバルはTECH::EXPERT生。TECH::EXPERT生は皆同じカリキュラムで学習するからこそ差別化しづらい。
「高い受講料払って、TECH::EXPERTで毎日10時間、10週間頑張りました!」と言っても、他のTECH::EXPERT生も同じことやってるからアピールにならない。逆にカリキュラム+αのことをやる人は強いと思います。
良かった点⓵:自分の人柄
素直、誠実、嘘つかなそう、そんな印象があったみたいで、その点は褒めて頂けました。
実際、極力嘘はつかないようにしていました。でもネガティブなことを言ってしまうとマイナス評価なので、本当のところはネガティブなことだけど、ポジティブにな印象を与えるために、実際はそうでもないけどそうであるかのように話すとかはありました。
ちなみに私は面接でのコミュニケーションに自信がありませんでした。
面接では何度も言葉に詰まったし、自信無さげに喋っちゃうしでああ〜絶対マイナス評価だと思ってたんですけど、意外とその辺についてはご指摘頂かなかったです。相手の質問の答えになるようにしっかり考えながら、自分の言葉で話せていたのが良かったのかなと思います。
後はできるだけ落ち着いて腹式呼吸で普通より少し明るめで話すことを意識しました。(面接後半になるにつれて自信無さげになったけど)
良かった点⓶:自分の弱さ克服エピソード
弱さを克服するために何かを頑張りましたということを話すと好印象だったように思います。苦手を克服するために飛び込んで行動力あるねとか、向上心があるねと言う印象があったみたいです。話す力を上げるためにバイトを頑張りましたというエピソードを話しました。
良かった点⓷:TECH::EXPERTの就活コンサルタントの方に相談にのってもらえた
就活で分からないところを聞けたり、面接ではこう答えた方が良いとか教えて頂いたり、自分のことを客観的に見てくれてどういう企業が合うのかを教えてくれてとても助かりました。自分一人たど行き詰まっていたと思うし、自分のことは案外分からないものなので第三者から自分を評価してくれるのはありがたかったです。
就活中期(主に6月)
応募数:11社
自分で4社、TECH::EXPERT経由で4社、エージェント経由で3社応募。
説明会時点で辞退したのが5社、適性検査で落ちたのが3社、書類選考で落ちたのが2社、1次面接で落ちたのが1社、内定が1社でした。
就活前半がうまくいかず萎えていたので、「内定を1つとって自信が欲しい」思いがありました。よって、wantdlyで出来るだけエントリー数が少ない企業や、募集数の多い企業、SESを自分で受け始めました。それと継続して人気のある企業を受けていました。
敗因⓵:説明会で辞退するの多すぎ。
受かりそうなとこ探して、説明会に行くのですがなんか違うな〜と思って結局辞退。
敗因⓶:適性検査対策不足。
SPIやWebCubeでまあ落ちる。なぜなら対策をまともにしていなかったから。適性検査受けることが決まってから、ちょろっと問題演習するだけかぶっつけ本番でやってました。
良かった点⓵:会社選びの軸変更
この時の、会社選びの軸は「エンジニアとしての成長を通して、お客様に価値を提供できる会社」。・・全然会社絞れてないけどこれでいきました。でも「なぜ成長したいのか」「なぜお客様に価値を提供したいのか」をちゃんと過去の経験を裏付けにして説得力は増しました。
良かった点⓶:自分の人柄
この頃の面接では中学時代からの自分について聞かれて、自分の向上心、行動力を伝えられたと思います。例えば、受験で第一志望校に行けなくて悔しくてその後の勉強を頑張ったとか、エンジニアになりたくて高い受講費払ってtech::expertに通ったとか話しました。
良かった点⓷:1社内定を頂けて、精神的に救われた
SESさんからの内定だったのですが、良い会社さんだったのでそこに入社しても未練はないぐらいの気持ちでした。この後は挑戦だと思って、自社開発企業に絞って選考を受けていきました。
就活後期(主に7月)
応募数:5社
自分で1社、TECH::EXPERT経由で1社、エージェント経由で3社応募しました。
最終面接で落ちたのが3社、内定が2社でした。
ここにきて選考通過率が上がった。
敗因⓵:自分の志向とミスマッチ、採用人数もう満たされていた
これはもうしょうがない。
敗因⓶:自分の将来像を具体的に言えなかった
「将来どうしたい?」という問いに漠然としか答えられず、どうしたいのか分からないから不採用になりました。でも、自分の将来像が具体的に分からなくても採用してもらえるところはあったので、相性が悪かったんだと思います。
敗因⓷:エンジニアになりたい理由に説得力がない
なぜエンジニアになりたいのという問いに対して、説得力がなかったみたいで別にエンジニアじゃなくても良いんじゃないと言われたことがありました。
この時のエンジニアになりたい理由は、「ものづくりが好き」「専門性がある」だったんですけど、その後は改善して「ものづくりが好き」「専門性がある」「女性のライフイベントに対応して柔軟に働きたい」にしました。柔軟に働けるはあんまり言わない方が良いのかなと思っていたのですが、要はいいようらしく、楽したいから柔軟に働きたいではなくて、例えば子供を産んでもずっと働き続けたいから柔軟に働きたいとか前向きな姿勢や意欲を示せれば良しです。
良かった点⓵:サービス志向を主張
ここにきて会社選びの軸をまた変更。
大きな軸は「困っている人の役に立つサービスを作れる会社」で
そのためにこんな会社が良いっていうのを複数挙げました。
また、将来的には「サービス志向のスペシャリスト」になりたいことを推しました。
エンジニア界では技術志向のエンジニアが多いらしく、サービス志向のエンジニアはかなり求められているようなので受けが良かったです。
でも自分の場合、ただ受けを狙っていたわけではなくて、本当にサービス志向だと言うことに気づきました。個人のポートフォリオを作るときは「こんな技術を使いたいからこれを作る」よりも「こんなサービスが作りたいからこの技術を使う」というような感じで作りましたし、誰かの役に立つことに幸せを感じるタイプだったので。
良かった点⓶:ポートフォリオ作ってた
この時期になって初めて面接でポートフォリオを見せました。
ポートフォリオを作ってたおかげで、自分の技術レベルを示せて好印象だったと思います。この時のポートフォリオは、tech::expertで学んだこと、学びそびれたこと(例えばチーム開発で他の人が担当していたこと)をアウトプットして作りました。また、このポートフォリオを作ろうと思った理由も事前に整理していました。
良かった点⓷:自分の人柄
同上。
良かった点⓸:エージェントの支援
TECH::EXPERTでもお世話になったのですが、その後あるエージェントさんにも支援頂きました。自分がどういう人間なのか分析してもらったり、会社選びの軸についても相談にのって頂いたり、自分に合った企業を紹介して頂いたり、この面接ではどんな質問が来るかを教えて頂いたりして本当に助かりました。
行った面接対策
- よくある質問に対して答えを整理しておく
質問に対しての答えは事前に書き出して整理していました。また、それをエージェントさんに添削してもらいました。前向き、筋が通っているような答えが印象良かったです。
- 話す練習
MacPCで動画を撮って一人で話す練習してました。
- 面接前の精神状態はワクワクにする
面接前は不安で死にそうだったんですけど、不安によるドキドキはワクワクしてるものなんだと自分を錯覚させて面接に臨みました。これはTECH::EXPERTを運営してるまこなり社長がyoutubeでおしゃっていたことをそのまま実践しました。
また、面接直前は自然な笑顔で一回笑うことを心掛けました。
※面接対策はやろうと思えばきりがないです。質問に対する答えを整理するにしてもいくらでも深掘りできるし、全ての質問を想定して準備することは困難だしで完璧に準備することはまず不可能。
ある程度準備したら、面接で数をこなしてここうまく答えられなかったから次は答えられるようにしようって感じで準備するのが良いと思います。
⭐︎少なくとも予め準備しておいた方が良いもの
・エンジニアになろうと思った理由
・会社選びの軸
・今までに頑張ったこと、自己PR
・プログラミングの学習内容
・プログラミングを学習していて大変だったこと、どう乗り越えたか
・チーム内での役割
・今プログラミングでやってること
・志望動機(志望動機は選考が進んでから聞かれることが多かったです)
主にやった逆質問
- 会社の理念を形成した背景を教えてください。(社長に)
おすすめです。
社長の会社に対する思いを知ることができて、社長ないしその会社と自分が合ってるかどうか知ることができるし、入社することになった時に理念形成の背景を知っているとモチベーションに繋がると思います。
- 今後は、こうこうこのような展望であるとお伺いしたのですが、そうでしょうか。(社長に)
今後の展望を知って会社を見極めたり、社長の口から聞くことによって説得力がありました。
- 社員に求めていることは何ですか。(様々な人に)
求められていることに自分が答えられるかを見る指標になります。
- キャリアアップのロールモデル的なのはありますか。(人事の方に)
その会社でどんなキャリアを歩むものなのかを知れます。
ベンチャーを中心に受けていたので、ほとんどロールモデルはなかったけど。
- この会社に入社された理由は何ですか。 (人事、現場の方に)
従業員目線で会社の良さとかを知れると思います。
- 雰囲気は。(人事、現場の方に)
勉強熱心の人が多いのかとかその辺知れるので。
- 使っている言語は。(現場の方に)
- 開発の流れ、チーム人数、教育はあるかとか。(現場の方に)
- サービス志向と技術志向のバランスの取り方(現場の方に)
学んだこと
- 自分とマッチした企業を受ける
(私の場合は、誠実さ、素直さ、向上心、行動力があることが特徴だったので、そういう人を求めている会社を受けていました。)
- 自分にはハードルが高い企業や、合わない企業と面接するとしんどいけど企業比較ができたり、自分の立ち位置がわかる
- 会社選びの軸は大事
- 内定が1つあるだけで精神面にえらい違いがある
- サービス志向は重宝される
- マイナスなことは自分から言わない
- 筋が通っていることを言うと納得してもらえる
- 逆質問は自分をアピールする場でもある
- エージェントなど就活のプロのサポートがあると心強い
- 適性検査対策はやっとけ